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【実証実験終了】交通量調査のICT化 ※実証実験結果動画を追加公開※

2025.03.31

「交通量調査のICT化」に関する実証実験を完了しました!

この度、人手観測で行っている交通量調査の効率化と付加価値データの測定・分析による新たな価値の創出を目指して、岡谷エレクトロニクス株式会社(神奈川県横浜市)、立山科学株式会社(富山県富山市)、Intelligence Design株式会社(東京都渋谷区)、三井住友海上火災保険株式会社(東京都千代田区)の4事業社と進めてきた実証実験が完了しました。

実証実験の概要

実証実験では、LiDAR・カメラ映像のAI解析、ドライブレコーダーから得られるGPS走行データなどのICT技術を使用し、交差点における方向別・車種別(小型・大型)の交通量調査を行い、同時に撮影した映像データを人手による観測も行うことで、各技術の精度確認も行いました。
また、車両速度や走行軌跡など交差点における危険要因や渋滞要因に加え、その他政策形成への展開を見据え、デジタル技術ならではの付加価値データの測定、分析を行いました。

各技術の実験結果

①LiDAR技術を用いた調査結果:岡谷エレクトロニクス株式会社

   ▶LiDARによる交通量調査 ※追加公開※

   ▶LiDARによる歩行者の人流軌跡データ ※追加公開※

②カメラ映像のAI解析技術を用いた調査結果:IntelligenceDesign株式会社、立山科学株式会社

   ▶カメラによる交通量調査(資料提供:IntelligenceDesign株式会社) ※追加公開※

   ▶カメラによる車両の走行軌跡データ(資料提供:立山科学株式会社)

③ドライブレコーダーのGPS走行データを用いた調査結果:三井住友海上火災保険株式会社

 

実験結果の総評

精度:
LiDAR・カメラ映像のAI解析を用いた技術において、従来の人手による調査と同等の性能を持つことが確認できました

コスト:
カメラ映像のAI解析及びドライブレコーダーを用いた技術において、従来の人手による調査よりも安価であることが確認できました

今後の展開

◇実証実験の結果、最新のデジタル技術はコストの削減や 効率化が期待できるということが確認できました。令和7年度から、交通量調査のICT化を進めていきます。
◇ICT化により、新たな情報が得られる一方、コストや精度の面で実用へ向けた課題も確認できました。今後の技術向上や費用感の動向も注視しつつ、活用の可能性を検討していきます。

横浜市記者発表HP
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/doro/2024/0311hack.html