【実証実験スタート】河川等の土砂堆積量の把握と分析
約86kmの河川土砂堆積の目視点検作業ゼロを目指して2つの実証実験をスタート!
この度、横浜市は河川の堆積土砂に関する課題解決に向け、株式会社建設技術研究所(東京都中央区)と、株式会社パスコ(東京都目黒区)のそれぞれと協定を締結し、アプローチの異なる2つの実証実験プロジェクトをスタートします。
実証実験の概要
テーマ
市内河川約86kmの土砂堆積状況の目視点検作業ゼロを目指して
テーマ概要
河川には雨水と同時に上流から土砂も流れ込み、河床等への土砂の堆積が進行すると洪水の原因となります。その防止のため、土砂堆積状況の把握を職員による目視で点検を行っています。
河川は約86kmにもなるため、点検作業に膨大な労力が費やされています。
また、職員のスキル・経験により、点検結果に差が生じてしまうことも課題となっています。そこで、AIを活用した画像判読による堆積土砂の位置把握や、解析技術によるボリューム算出、経年変化の分析により将来の堆積土砂の傾向を把握することで、これまで職員が目視で行っていた膨大な点検業務を軽減し、計画的な治水安全度の向上を目指します。
実験内容
株式会社建設技術研究所
航空写真を使った解析と地形評価により、堆積量の推定、堆積傾向の把握手法を実証します。
株式会社パスコ
航空写真のAI画像判読から堆積場所を抽出し、レーザ測量等により三次元モデルを作成し、堆積量の把握、堆積傾向の把握手法を実証します。
所管課
道路局河川企画課
企 業
株式会社建設技術研究所 https://www.ctie.co.jp/
株式会社パスコ https://www.pasco.co.jp/
(参考)【実証事業の流れ】(予定)
横浜市記者発表HP
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/digital/2023/0427-2hack.html