【実証実験スタート】AIを活用した約54万箇所の下水道マンホール蓋の “異常判定の効率化”と“劣化予測の実用化”を目指し、実証実験を開始!
横浜市では、DX推進の取組として、行政の業務やサービスにおける課題・改善要望(ニーズ)と、それを解決する民間企業等が有するデジタル技術(シーズ)提案をマッチングするオープンなプラットフォーム「YOKOHAMA Hack!」を運営しています。
この度、下水道維持管理の業務効率化を目指し、「下水道マンホール蓋の異常検知等を行うAI開発」に向けて、次の4社と協定を締結し、4つの実証実験をそれぞれ開始いたしました。
●リンクス株式会社(三重県四日市市)
●日之出水道機器株式会社(福岡県福岡市博多区)
●東日本電信電話株式会社(横浜市中区)
●日本鋳鉄管株式会社(東京都中央区)
実証実験について
各社との実証実験は次の通りです。
■リンクス株式会社(三重県四日市市)
一枚の画像から、劣化判定に関わる複数の特徴量を抽出し学習させることで、少ない画像からでも、写真の質に左右されず精度の高いモデルを構築し、高度AI技術による点検・作業効率化を実証します。
※硫化水素は硫黄と水素の無機化合物で、蓋が腐食します。
■ 日之出水道機器株式会社(福岡県福岡市博多区) https://hinodesuido.co.jp/
メーカーとして蓄積してきたデータやノウハウを注ぎ込んだAIモデルを活用することにより、効率的かつデータに基づいた判定や更新計画の策定に寄与できるか実証します。
■ 東日本電信電話株式会社(横浜市中区) https://www.ntt-east.co.jp/
マンホール蓋についてAIで劣化解析を実施し、修繕対象の抽出を効率化するとともに、蓄積データから劣化予測を行うことで、予防保全の実現を実証します。
■ 日本鋳鉄管株式会社(東京都中央区) https://www.nichu.co.jp/
マンホール蓋点検調査DXアプリを使用した場合と従来手法との比較、横浜市版AI画像認識モデルを作成し型式・異常判別、劣化予測を行うことで、マンホール蓋の維持管理コスト削減と効率化について実証します。
今回の実証事業の流れ(予定)
横浜市記者発表HP
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kankyo/2023/0927futajissyou.html